タカシクエスト 第10章

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タカシクエスト 第10章


19歳・12月。俺はうつ病を発症した。
原因は、グチャグチャの顔を治す為に極度の食事制限をしたことだ。
納豆、青汁、メカブ、そばを中心にしたメニュー。
こんなんじゃ外を歩くのもフラフラだ。
しかし、こんな危険な状態に陥っても発達障害の症状から、知らない人を無意識のうちに怒らせてしまう。
なので、メンタルはボロボロになった。

そして、追い打ちをかける事件が起こる。
船橋駅の改札を出たすぐ近くに回復ドリンク屋があった。そして、その店でカシスジュースを飲もうと店員に注文をした。
すると、女性店員は俺を見るなりメチャクチャ険しい顔をしてきた。
俺は、何なんだと思い、店員の顔をよく見た。すると、高校時代の同級生の女だった。
しかも、俺に暴言を浴びせまくってきた女だった。
女はカシスジュースをカウンターに置くと、俺をじっと見ながら、隣にいたギャル系の女の店員に「ほらオカシイ」と発言した。
するとそのギャルは、「本当だ」と言った。
女は、俺がオカシイことを色々な人に伝えているみたいだ。

痛恨の一撃だった。メンタルがボロボロの状態で不意を突かれた一撃。
二日酔いに似た症状が俺を襲う。
気持ち悪い。助けてくれ。誰か救急車を呼んでくれ。

歯を食い縛り何とか家に帰った。
体調は最悪だ。けれど寝れば治る。
メンタルの不調は寝ればリセットされる。
さあ、寝よう。

翌朝、目を覚ますと世界が変わっていた。
グッタリしていてやる気が起こらない。
まるで、「森に隠れて禁断の情事」をした直後のむなしさが24時間続くような感じだ。
自分でも自分がオカシクなったと分かった。人生終了。破滅へのカウントダウン。


俺は勇者だ。しかし、落ちこぼれだ。

山中湖村にいた時は、同級生の村人から、勇者様勇者様と、最大限のリスペクトを受けた。

しかし、修行の為、船橋の学校に引っ越した。

すると、状況は一転した。

転校初日にピノ君という戦士に馬○にされた。

ピノ君は、50メートルを5秒で走る、能力の高い戦士だ。

しかし、反社会的な人格なので、彼と関わる人間は皆、破滅してしまう。

俺も彼に人生を狂わされた。

勇者のくせにショボイ、無能、などと散々暴言を浴びせられた。

そして、俺はピノ君の暴言が原因で、成長することができず、能力が低いまま学校生活を送った。

なので、高校は、勇者が本来通う偏差値の高い勇者養成スクールではなく、荒くれものの戦士や武道家が集まる「キングマンモス学園高校」に入学した。

それで、その学校の女子生徒は、本来の優しくて大人しい女の子とはかけ離れた凶暴でヤバい女の子が多かった。

授業中でもマンガ肉を頬張り、奇声を発していた。
そして、食べ終わった後の骨は、教師に投げ付けていた。

こんな感じでヤバい女の子ばかりなので、能力の低い勇者である俺は奴らの格好の餌食にされた。

さらに、ピノ君もこの学園にいたので、ピノ君とヤバい女が一緒になって俺を苦しめることになった。

だから、ストレスで顔がグチャグチャになってしまったのだ。